定年後のライフスタイル


by dbeiko
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じいじとばあばのチェンマイ暮らし・・・・・4月13日(火)

◎チェンマイの天気と、日頃の出来事・・・・・・

●13日(火)、いよいよ今日から15日までソンクラーン(タイ正月、水掛祭り。)が始まる。
昨日まであんなに暑かったが、今日は気温がやや低そうだ。 天気予報も一時雨とまで
出ている。 昨日の昼、アマリリンカムホテルの前でもうファラン(西欧人。)達が水掛を
やっていた。 この祭りにファランは乗りが良く、大勢がタイ人に混じり楽しく遊ぶ。
責めても、この期間だけは暑い暑い日になって欲しい。 

◎日本から5年振りの訪問者(大きくなった子供達。)・・・・・・・。

バンコクで『さようなら。』と言って別れてから、もう5年以上が経っている。
あの頃、男子二人共バンコクの日本人学校に通う小学生だった。父の仕事の関係で上海に
移り約2年、のちに日本に転勤になり家族一緒での移動でこの年数が経った。
 
お母さんとその子供達二人連れで、この日本の短い春休みを利用しタイに里帰りしバンコ
ク近くのアユタヤを通り越し、もう少し北に行った所のロッブリー(バンコクから車で約2時間
位。)からチェンマイに会いにやって来ると言う。
このメールの一報が、日本から入った時にはじいとばあは本当に喜んだ。

丁度、同じ歳位の私達の甥っ子達が、日本からタイに遊びに来るとこの子供達も一緒に
遊び、甥っ子達が私達の事を『じいじ、ばあば。』と呼ぶので、この子達もそんな名で呼ぶ。
これは嬉しい、この歳になってそんな名で呼び私達に会いたいと言ってくれる。

子供達はタイに居た時から、汽車や電車が大好きで日本に行っても、その趣味がそのまま
今も続きロッブリーからタイの国鉄でチェンマイにやって来ると云う。

タイの鉄道は発達が遅く、最初にタイに鉄道が引き入れた時期は日本と同じ位の明治だが
日本はどんどん発達し新幹線に至るまで、日本全国津々浦々まで鉄道は伸びている。
先日チェンマイ商業会議所の会頭は、将来バンコクからチェンマイに至る新幹線を引き
込みたいと言っていた。
タイの国鉄本線は、北のチェンマイからタイの南の国の端ハジャイから隣国に続くマレー
シャーまで伸びる線。  他にバンコクから東北のノーンカーイを結ぶ線等、他一、二本
有る位でしかも全部が単線だ。
国鉄に変わる乗り物はバスが発達し、日本の国鉄と同じ全国津々浦々までバスが走る。

ロッブリー発20時14発の夜行列車に乗ると聞いていたが、チェンマイ駅に朝7時15
分の到着が遅れ遅れて8時30分に着いた。 途中、携帯電話が入り便利なものだ。
約1時間15分遅れで到着、タイの国鉄の到着時間の遅れは常識にまでなっている。
ワラン食堂のニンプさん(ワランさんの旦那。)が、栄子に朝一緒にチェンマイ駅に向か
えに行ってくれると云う。
その日の朝は、マーミヤン(ワランさんの次女)の学校の登校日で7時30分に学校に
連れて行き、その足でチェンマイ駅に行くと言う。
日本は7時30分での到着時間では、既に15分も遅れるので心配になってしまうがニン
プさんもそれは大丈夫と言う。 列車の到着は8時30分で、タイ人には国鉄の遅れる事が
常識になっているニンプさんの返事が正しかった。
じいじとばあばのチェンマイ暮らし・・・・・4月13日(火)_c0127933_15114814.jpg

(チェンマイ駅の正面。)

その反面先日、日本に仕事で数年行き帰って来たタイ人は、日本人の時間の厳しさに気持ち
が心苦しいと言う。
何事の始め終わりの時間、新幹線の時間の正確さ、待ち合わせ時間等、全てが時間に厳し
く仕事等の始まる時間も正確過ぎ余裕がなく、タイ人には意気が詰まってしまうと言う。
会議もタイは時間に遅れても全員が集まってから始り、日本は時間になれば直ぐ始まり
誰も待たずに進む何故待ってくれないか、それを理解出来るまでに時間が掛かったと云う。

5年振りに会う子供達は、大きく成長している。
背も此方と変わらない程に伸び、顎にも薄く黒いものが付き高校生になっている長男を見て
これ程まで父親に似るのかと思う大きな成長だ。
次男は今中学生で子供の頃は、二人兄弟の下で母親に甘えが有ったが、今の兄弟のやり
取りを見ると兄にまで対等で、色々と教える事が有る様で子供の頃の面影も全く消えて
しまった。

互いに会うなり意気なり手が出て、握手をする男同士の挨拶だ。『元気だったか・・・。』
『うん、元気だよ・・。』と、力強く握り合う。じいもばあも会いたかったが、子供達も会いたくて
来ているので、その握手と共にもう気持ちは昔に返っている。
子供の頃に遊びに来たチェンマイの象乗りの話、此方が遊びに行ったバンコクの話等、
数日泊まっていたが帰りの日がやって来た。何時もながら、遠くから遊びに来た人には
送りの日が必ずやって来る。
じいじとばあばのチェンマイ暮らし・・・・・4月13日(火)_c0127933_15122329.jpg

(16時30分発の看板が出ているホーム。)

ワラン食堂は昔から良く知る仲で、今日バンコクに帰るので早夕食を取りながら夜行列車
の夜食も頼み、滞在は短かったが挨拶と次の再会を約束して帰る事になる。
チェンマイーバンコク行き16時30分発、駅に着いた時にまだ列車も入って折らず少し
あとにホームに長い寝台列車が入って来た。
その頃になると客数も増えて来て、多いのはファラン(西欧人。)が良く目に付く。
若い男女のファラン達の多くは、Tシャッに大きなリックを背負いバックパッカーかバン
コクまで2等寝台(エアコン付き。)で上段が791B、下段が881Bで時刻表は当て
にならないが寝台で寝ていてバンコクに朝6時40分着く。乗車時間は12時間以上も
掛かり大きく遅れてバンコクに着くが、値段が安い魅力も有り大勢の客を乗せる。
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(コンコースに入った列車。)

子供達は電車が大好きで、列車が入ってきたら電車の長い長い先頭から後ろまで一台一台
見て廻る。その列車の車体は一台一台メーカーが皆違い、色々な国の車両が有り此方は
そんな事も知らず子供達が教えてくれる。
その中に日本のメーカーも有り、東急車輌だったか名前は忘れたが数台日本のメーカーも
有った。

あれから五年経ちタイから上海、それから日本と色々な国の電車を見る趣味。何時までも、
この趣味を将来に至るまで続けて欲しい・・
定時に列車は静かに出発していったが、安全に気を使い定時に着いて欲しいものだ。

この次は何時会えるだろうか、子供の成長には夢が有り楽しみだ。
そんな自分も、こんな事を言う歳と・・・・午後はソンクラーンを楽しみに出かけるぞ・・・・・
                                  、今日は、この辺で。

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(ドイ、アンカーンリゾート公園の花々。         3月27日 じいじ写 )
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(市内の陶人形。                      10月25日 じいじ写)
by n-jijinao | 2010-04-13 15:18